トモエリバーノートは万年筆ユーザに愛される筆記用紙の最高峰

2020-08-14

トモエリバーノートのハードカバー

トモエリバーノートとは、巴川製紙所とSAKAEテクニカルペーパーが共同企画した製品で、巴川製紙所が開発した超軽量印刷用紙「トモエリバー」が使われているノートです。

万年筆はもちろん、ボールペンやインクペン、シャーペン、鉛筆でもなめらかな書き心地と、とにかく薄すぎる紙が特徴のノートです。

そんなトモエリバーノートの魅力をたっぷりお届けします。

トモエリバーノートとは?

冒頭でもお伝えしましたが、トモエリバーノートとは、「トモエリバー」という超軽量印刷用紙が使われているノートです。

「トモエリバー」は、巴川製紙所が開発した紙で、裏写りせずなめらかな書き心地で、とにかく薄いのが特徴です。

とにかく薄い紙でありながらも丈夫で強度のある紙であることから、手帳や医薬品の説明書などで使われます。

アンダーラインを引いても裏写りしにくいことから、参考書にも使われることがあります。

トモエリバーノートの特徴

その1 滑らかな書き心地と美しい発色

他の筆記用紙に比べて、インクのにじみやかすれが少なく、裏写りしにくいです。

また、万年筆はもちろん、ボールペンやインクペン、シャーペン、鉛筆でもなめらかな書き心で、発色もきれいです。

その2 New Sub Dot Grid(ニューサブドットグリッド)を採用

New Sub Dot Grid(ニューサブドットグリッド)とは、視認不可能な大きさのサブドットの集合体で構成された点のことです。

ドット部分を拡大すると、じつは1つのドットの中にさらにドットが16個あるのです。

↑ ドットの中にさらにドットがあります(iPhoneの限界がここまででした、、)

印刷された罫線やドットの中に隙間を作ることで、筆記時のインクが紙に吸収しインクの抜けを軽減してくれます。

その3 パタンと開く糸かがり製法

パタンと開く糸かがり製法なので、ノートを書くときに邪魔になりません。

その4 とにかく紙が薄いので軽い

トモエリバー文具用(FP)は、坪量が52g/㎡なのでとにかく紙が薄いです。

368ページあるのにとてもすっきりな厚さです。

トモエリバーノート(ハードカバー版)を使ってみた感想

まずなんといっても、デザインがシンプルでかっこいいです。

紙の色はホワイトを購入しました。ロイヒトトゥルムと比べると白が目立ちますね。

トモエリバーノートの書き心地

ロイヒトトゥルムや紳士なノートとも違った書き心地で、ヌルヌル感?ツルツル感?があってスラスラとした書き心地です。

万年筆でトモエリバーノートの裏抜けを確認

万年筆で最高の書き心地を実現しているトモエリバーノートの、気になる裏抜けチェックです。

今回使用した万年筆は、

  • ペリカン スーベレーン オーシャンスワール ペン先F(インクはペリカンの4001 ブルーブラック)
  • PILOT カスタムヘリテイジ92 ペン先FM(インクはKobeINK物語 ジェダイトの洞察)

です。

ペリカンスーベレーンペン先Fの裏抜け確認結果

薄い紙なのに、あら不思議で、裏抜けしませんでした。

ただ、薄い紙なので書いた跡が透け透けです。

PILOTカスタムヘリテイジ92ペン先FMの裏抜け確認

ジェダイトの洞察は、他のノートで若干裏写りした記憶があるのですが、こちらも裏抜けせず。

さすが、トモエリバー。

まとめ

今回は、トモエリバーノートのハードカバー版をご紹介しました。

万年筆ですらすら感ある書き心地をお求めの方、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか?

  • この記事を書いた人

うたたぞう

ノートと万年筆が好きな20代エンジニアです。 ガジェットや文房具のブログ「ガジェットノート」を運営しています。 愛用する万年筆は「スーベレーン オーシャンスワール」で、ノートは「ロイヒトトゥルム」が大好きです。

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