中学生になると、ノートを使う機会が多くなります。
小学生の頃とは違い、板書を写すことが多くなり、使うノートの1種類に定まらなくなります。
また、教科ごとにノートを準備しなくてはならず、「どのノートがいいんだろう?」と悩む方も多いはずです。
ノート選びを適当にしてしまうと、勉強がしにくくなってしまう可能性も。
そこでこの記事では、中学生におすすめなノートの選び方、具体的なおすすめノートをご紹介します。
この記事を読むとこんな悩みが解消します。
ポイント
- 中学生が使うノートをどうやって選べばいいか分からない
- 教科ごとにどんなノートを使えばいいのかな?
使いやすいノートを選ぶと、それだけ勉強のモチベーションもアップするでしょう。
お急ぎの場合は「中学生におすすめなノート6選」にジャンプ。
中学生におすすめのノートの選び方
まず、中学生におすすめなノートの選び方を紹介します。
ノートならなんでもいいというわけではないので、中学生に適したノートを選びましょう。
以下9つのポイントをおさえて、ノートを選ぶのがおすすめです。
- 小学生の頃に使っていた正方形が大きい方眼ノートからは卒業
- 中学生が使うのは基本的に大学ノート
- ノートのサイズはB5もしくはセミB5がおすすめ
- 中学生におすすめな罫線は7mm幅
- ノートの綴じ方は好みに合わせて選ぶ
- やる気がUPするカラーやデザインを選ぶ
- 勉強ノートは機能性にもこだわって探す
- 毎日たくさん持ち運ぶのでページ数は多すぎないのを選ぶ
- 裏抜けが気になるなら紙質にはこだわる
順番に解説します。
小学生の頃に使っていた正方形が大きい方眼ノートからは卒業
小学生の頃は、「方眼ノート」と呼ばれるものを使っている方がほとんどだったのではないでしょうか。
方眼ノートとは、小さな正方形がノート全面にしきつめられているものです。
正方形の中に文字を書いていけばいいため、文字を書くことがまだ得意ではない小学生でも、均等な大きさで文字が書けます。
また、縦のラインも揃えられるため見栄えがよく、あとから見返しても見やすいノートになるのです。
このように、方眼ノートはとても使いやすいものですが、中学生になったら方眼ノートの使用を中止したほうがいいでしょう。
なぜなら、中学生になると小学生のように「文字自体を学ぶ」のではなく、「文字を使って学んだことを記入していく」からです。
板書をしていくには方眼ノートは正方形が大きすぎて、すぐにノートを使い終えてしまいます。
また、小学生の頃よりも小さい文字で書くことに慣れる必要があるため、方眼ノートは卒業すべきです。
中学生が使うのは基本的に大学ノート
中学生で方眼ノートを使わないほうがいいのであれば、具体的にどんなノートを使えばいいか気になる方も多いはずです。
具体的には、横線だけがしきつめられているキャンパスノートがいいでしょう。
大学ノートと呼ばれる場合もあります。
ただ横線がしきつめられたキャンパスノートではなく、ドットが等間隔に入っているノートを選ぶとより書きやすいですよ。
ドットが等間隔に入っていることで、縦線が入っていなくても縦の間隔を意識しながらきれいに文字が書けるからです。
基本的には、どの教科もドットの入ったキャンパスノートで問題ありませんが、英語だけは4線が入ったアルファベットの書きやすい英語用ノートを用意したほうがいいでしょう。
中学生で本格的にアルファベットを習うため、アルファベットを書くことにまだ慣れていないからです。
そのため、普通のキャンパスノートにアルファベットを書こうとすると、幅が狭すぎてガタガタになってしまいます。
少なくとも中学1年生のうちは、英語用ノートを購入することがおすすめです。
ノートのサイズはB5もしくはセミB5がおすすめ
ノートと言えばA4サイズだと思いがちですが、中学生にはB5もしくはセミB5サイズがおすすめだと言えます。
その理由は、A4サイズだと教科書と一緒に置いたときに、邪魔になりやすいからです。
B5サイズであれば、ちょうどいい大きさのため、授業の板書などにも使いやすいですよ。
また、B5サイズのノートは中学生だけではなく、高校生や大学生のほとんどが使っているサイズです。
B5サイズに慣れておくことで、高校生、大学生になっても使いやすさを感じられるでしょう。
A4ノートがスタンダードなイメージがあるものの、A4は大きすぎて机に広げると教科書などを置くスペースがなくなるデメリットも。
中学生におすすめな罫線は7mm幅
罫線の幅とはノートに引かれている横線の間隔のことで、中学生におすすめな罫線は最も書きやすいと言われる「7mm幅」です。
7mm幅の罫線は、狭すぎず、広すぎずのちょうどいい間隔のため、中学生でも使いやすいと感じられるはず。
7mm幅のノートはA罫とも呼ばれ、スタンダードな幅だといえるでしょう。
罫線の幅が狭すぎると、文字がびっしり埋め尽くされている印象を与え、あとから見返すときに見にくいデメリットがあります。
とはいえ、あまりにも幅が広すぎると1文字1文字が大きくなってしまい、ノートを消費するスピードが速くなってしまうでしょう。
板書に慣れていない中学生は、6mm幅や5mm幅などの罫線の間隔が狭いタイプを使うと、読み返しにくいノートになってしまうので注意しましょう。
罫線が狭ければ狭いほど、1ページあたりの文字数が多くなるメリットもあります。
そのため、高校生や大学生など、板書の量がより多くなった段階で、6mm幅や5mm幅を検討するのがおすすめです。
ノートの綴じ方は好みに合わせて選ぶ
ノートの綴じ方は大きく「綴じノート」「リングノート」「ルーズリーフ」の3種類があります。
結論からいうと、中学生のうちは綴じノートを使うのがおすすめです。
綴じノートは一般的な大学ノートの形状で、リングノートは名前の通りページがリングで綴じられているものを指します。
綴じノートはリングノートよりも価格が安く、ノートを重ねてもかさばらないことがメリットです。
リングノートとは異なり、綴じノートは5冊セットなどで販売されていることもあります。
中学の授業では教科ごとにノートを用意するため、コスパよく複数冊揃えられて、かさばりにくい綴じノートがピッタリです。
なお、ルーズリーフは学校によって禁止されていることもあるのでご注意ください。
やる気がUPするカラーやデザインを選ぶ
カラー展開の豊富さや、ポップなデザインがあるかどうかも、中学生のノート選びには重要です。
自分の気に入ったデザインのノートで勉強すると、それだけ勉強のモチベーションがアップしますよね。
ディズニーやスヌーピー、すみっこぐらしのデザインを採用したB4ノートも販売されています。
また、色の異なるノートを使うことで、それがどの教科のノートなのか一目で分かり利便性も高くなるでしょう。
シンプルなノートもいいですが、中学生のうちは「やる気が上がるデザインのノート」を選ぶのも1つの手だと言えます。
勉強ノートは機能性にもこだわって探す
ノートを選ぶ際には、機能性にも目を向けてみましょう。
例えば、罫線の等間隔にドットが印刷されている「ドット入り罫線」を採用したノートがあります。
ドット入り罫線のノートを利用することで、文字のバランスが整い、見返しやすいノートが完成することがメリットです。
また、ドットが入っていることで、真っ直ぐに縦線を引くこともできます。
文字の間隔を合わせるだけでなく、表や図形を書きたいときに、ドットが役に立つのです。
また、ノートの仕分けやすさもポイントの1つ。
たとえば、カラーごとに教科を分けると一目でどの教科のノートか判別できるため便利です。
カラー展開が1色しかないと色で科目を分けられないため、使いにくいと感じることも。
そのため、カラー展開が豊富なノートや、教科名を大きく書けるスペースのあるノートを選ぶといいでしょう。
毎日たくさん持ち運ぶのでページ数は多すぎないのを選ぶ
毎日持ち運ぶノートなので、ページ数にもこだわるべきです。
ページ数が多すぎると、それだけ運ぶことが大変になります。
逆に、ページ数が少なすぎると、テスト前などに別のノートを見返す必要があり、利便性が低くなることも。
ちょうどいいページ数は40ページほどだと言われているので、文字の記入量や使用頻度に応じて決めてみてください。
裏抜けが気になるなら紙質にはこだわる
文字の書き心地がいいと、それだけ板書したり勉強したりするのが楽しくなるはず。
そのため、ノートの紙質にもこだわりましょう。
中でも「上質紙」を選ぶと、滑らかな書き心地が実感できます。
メーカーの中には、メーカーが独自開発した上質紙を採用していることも。
とはいえ、紙質がいいと価格も上がるため、価格も紙質もそれなりのものが良い方は、「中質紙」がおすすめです。
中学生におすすめのノート6選
中学生におすすめなノートの選び方が分かりました。
次に、具体的にはどのメーカーの、どのノートがおすすめなのか紹介します。
もちろん下記の種類以外にもノートはたくさんあるので、参考程度に見てみてください。
中学生におすすめのノートを6種類紹介します。
定番のドット入りノートだけでなく、ノートとファイルが一体化されているものや、プリントが貼りやすい設計になっているノートもありますよ。
プリントの配布が多い科目の場合はプリントが貼りやすいノートにするなど、用途に分けてノートの種類も変えてみるといいでしょう。
ナカバヤシ ロジカルエアノート
ロジカルエアノートは、一般的なノートよりも20%ほど軽量化されています。
高校生になると、勉強道具だけでなく、お弁当や部活道具など持っていくものが多くなりますよね。
「できるだけ軽いノートを選びたい!」という人は、ロジカルエアノートを使ってみてください。
また、横罫を更に3分割する目印が印字されているため、段落を揃えることができたり、英文も書きやすくなったりします。
用紙も上質紙なので、滑らかな書き心地を実感できるはずです。
サイズ | B5 |
---|---|
罫線の種類 | 横罫 |
綴じ方 | 糸綴じ |
紙質 | 上質紙 |
コクヨ(KOKUYO)-F3CAMNX5
「Campus」と表紙に大きく書かれたコクヨのノートは、多くの学生が使っている定番とも言えるノート。
ノートサイズはセミB5、罫線幅は7.7mmと使いやすさ抜群です。
またドットも入っているため、真っ直ぐきれいに文字が書け、見やすいノートに仕上がりますよ。
5色パックで販売していることもあり、科目別に色を分けることも可能です。
コクヨ ノート ノートカバー キャンパス B5 プリント収容ポケット付き 623A-B
こちらのノートは、プリントを入れるファイルと一体化していることが特徴です。
中学の授業では、板書の他にもプリントが配布される授業も多いのではないでしょうか。
プリントが配布される場合は、ノートにそのままはさんだり、別のクリアファイルに入れたりする方法もあります。
しかし、プリントがはみ出てノートの見栄えが悪くなったり、クリアファイルごと紛失してしまったりすることもあるはずです。
そんなとき、プリント収容ポケット付きのノートを利用するのがおすすめだと言えます。
ノートと一体化しているので、「これはどの教科のプリントだっけ?」となることもなくなりますよ。
教科書を使った勉強ではなく、科目ごとにさまざまなプリントが配られますよね。
プリントの仕分けができず、なくしてしまいがちだという方もいるのではないでしょうか。
このノートにはファイルが付属しているため、科目ごとにプリントを挟めてとても便利です。
ノートサイズはセミB5で、罫線幅は7mm、そしてドットも入っています。
多少お値段は高くなりますが、ファイルは繰り返し使えるため、2回目以降はノートを買い換えるだけで問題ありません。
コクヨ キャンパスノート プリント貼付用 B5-3HAN
こちらは、プリントが貼り付けやすいように設計されているノートです。
科目によってはノートに直接板書を写すのではなく、プリントを中心に授業することもありますよね。
そんなときに便利なのが、B5サイズのプリントがそのまま貼れるこちらのノートです。
B5サイズよりも少し大きいサイズを採用しているため、B5サイズのプリントがそのまま貼れるメリットがあります。
プリントを真っ直ぐきれいに貼れるように、プリントを貼る場所の目印が四隅にあります。
また、普通のノートは貼るプリントの枚数が増えるごとにノートがふくらみがちですが、こちらのノートはふくらみにくい設計になっているんだとか。
A4やA5の少し大きめサイズのプリントであっても、罫線に沿って貼れば綺麗に貼ることができますよ。
板書よりも、プリントの配布が多い教科におすすめです。
サンスター文具 ディズニー ノート キャンパス ドット B5
ディズニーデザインを表紙に採用したキャンパスノートです。
5色展開されているので、教科ごとに分けることもできます。
表紙が可愛くて、勉強のモチベーションが上がるはず。
キョウトウ ノート トムとジェリー B5
キャラクターのデザインを採用したノートが良い方は、キャンパスノートだけでなく、キョウトウのノートもおすすめです。
トムとジェリーの他にも、「スポンジボブ」や「パワーパフガールズ」など、さまざまなキャラクターデザインが用意されています。
キャンパスノートとの違いは、罫線の幅が6.5mmであること。
0.5cmの差ではありますが、多少罫線の狭いことが気にならなければ、キョウトウのノートも検討してみてください。
コクヨ キャンパスノート ドット入り理系線
こちらのノートは、図形やグラフなどを記入することの多い理系科目向けのノートです。
通常のキャンパスノートでは、1罫線の上に印刷されている1種類のドットしかありませんが、こちらのノートは2種類のドットが印刷されています。
ドットが多くあることで、図形やグラフなどが書きやすいことがメリットです。
もし、図形の記入の多い教科があれば、こちらのノートも検討してみるといいでしょう。
勉強しやすい中学生向けのノートを選ぼう!
中学生におすすめのノートを紹介しました。
中学生におすすめなノートの条件をまとめると、以下の通りです。
<中学生におすすめなノート>
- B5サイズ
- 罫線の幅は7mm
- 綴じノート
- 使っていてワクワクするポップなデザイン&カラー
- ページ数は30〜40ページ程度
- 滑らかな書き心地を求める場合は「上質紙」
キャンパスノートや、キョウトウノートには、人気キャラクターを表紙に採用しているノートもあります。
キャラクターが表紙に印刷されているノートがいい方は、上記2つのメーカーから探してみるといいでしょう。
自分にピッタリなノートを選び、中学での勉強も頑張りましょう!
その中でも特に使いやすいB5サイズのものや、罫線が7mm程度のもの、そしてドットが入っているとなお良いですよ。
中学生になると、板書量や勉強量が増えるので、小学生の頃よりも文字を書く機会が増え、スピードも求められます。
中学生になったら小学生で使っていた方眼ノートは使用せず、キャンパスノートを使うようにしましょう。
小学生の頃は、ノートに文字を書くだけだったかもしれませんが、中学生では自分のつくったノートをテスト勉強のために繰り返し使うことも増えるはず。
そのため、あとから見返しても見やすいように、あなたにとって使いやすいノートを探してみてくださいね。
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